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「所詮、遊び」(出口向陽)

 こんにちは。総合科学部国際共創学科一年の出口向陽です。 

 

 関東遠征をはじめ、この一年間の部活動で学んだことをまとめたいと思います。 

  

 最初に、先輩達が私に与えてくれた影響について話したいと思います。彼らは単なる先輩だけでなく、信頼できるメンターでもありました。遅刻、粗相を繰り返す05に対して、心平さんは何度も向き合って叱ってくださりました。人として最低限の礼儀やルールをこの一年間で学べました。そのおかげで、今回の関東遠征を大きなミスなく円滑に進めることができました。 

 

 先輩達の真摯な態度や厳しい自己要求は、私達に向上心と継続的な努力の大切さを教えてくれました。リーグ連勝に対しての期待とプレッシャー、リーダーとしての責任はとても大きかったと思います。リーグ優勝とインカレでの一回戦突破という結果は、応援席で見ていた僕をはじめ、広大サッカー部を応援してくださった方々の心を打ったと思います。年が明けて数ヶ月で私たちも先輩と呼ばれる立場になります。サッカー部全体がいい雰囲気になるように05全体で貢献していきたいです。 

 

 次に、私個人がこの遠征で学んだことを二つ書きたいと思います。 

 

 まず一つ目は、怪我との付き合い方です。新人戦の試合中、足首の腱を負傷しました。以前にも怪我したことがある箇所で、途中交代を監督に告げました。数日後の練習で、監督は私にメンタルが弱いと仰りました。このブログを書いている今振り返ると、新人戦の頃の私はとても弱かったと思います。逃げの行動だったと自覚しています。チームのためにできたこと、自分のためにできたことがあったと思います。目の前にある問題に、不利な条件でも挑む。自分に一番足りていなかったことを指摘して頂いたと思っています。関東遠征ではアンカーとして最終日まで戦えたので、2024年も怪我なく挑みたいと思います。 

 

 二つ目は、サッカーを楽しむことです。“所詮、遊び”。小学生の頃から、試合前に緊張している私に父がかけ続けてくれている言葉です。サッカーは遊びです。楽しむためのものなのです。自分の思うような成果が出ていない時は、ネガティブでプロダクティブじゃなくなっているサインだと思っています。楽しむための努力と工夫を積み重ねて、先輩達のようなサッカー選手になりたいと思います。 

 

 話題を変えますが、年が明けて数ヶ月で留学をします。行った事のない地で、知らない人と知らない言語で物事を学びに行きます。サッカー部で学んだことを留学で活かすと同時に、帰国してからチームに大きく還元できるように成長してきます。出発までは、香取の首を取るべく、努力を重ねる次第です。 

 

 最後に、株式会社アイグラン様を始め、クラウドファンディング等でご支援してくださった方々、監督やコーチ、家族や高校の先生方、そして関わってくださったすべての皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。これからも広島大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

 良いお年をお迎えください。