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「試合に出られない時の過ごし方 」(三崎裕大) 

 

 

 題名の通り、試合に出られない時期の過ごし方について、感じたことを少しだけ書かせてもらおうと思います。

 

 僕は今年のIリーグで、中断期間前はほとんど出場機会を与えてもらえず、中断期間後からは先発として出場させてもらうことができました。実際に記録を見てみると、中断期間前は36分、中断期間後はプレーオフも含め198分でした。このように、中断期間の前と後では明らかに、出場時間が増えています。こうなった要因は、自分のプレーが変わったこと、そしてコーチ陣に自分のプレーを見てもらう機会が増えたことだと思っています。ではなぜ、自分のプレーを変えることができたのか、自分なりに取り組んだことを説明します。

 

 まず一つ目は、練習の中で上手な人の動きを観察することです。これは、個人的にすごく大変でした。一緒に練習をしていて周りについていくことだけで精一杯だった時に、他の人が何を考えて、いつ何を見ているのかと細かいところまで見る必要があったからです。しかし、毎日見ていると自分がプレーしているときに、うまい人なら今首を振っている、このスペースを使っている、という風に動きのイメージが湧いてくるようになりました。こうなってくると、サッカーがものすごく楽しくなりました。なぜなら、いつもよりボールを受ける回数が増え、どのスペースに入れば相手の足が止まるのか理解できるようになったからです。これからも、うまい人の動きを観察して、なぜうまいのかを見つけたいと思います。

 

 次に2つ目は、試合に出られないことに怒り、周りのアドバイスに耳を貸さなくなるのではなく、苛立ちを押し殺し、謙虚に学ぼうとする姿勢で取り組み、周りの意見を素直に聞くこと、さらに、周りに教えを乞うことです。初めは僕も試合になぜ出られないのかと苛立ちを覚え、その原因について考えようとはしていませんでした。これは、大きな間違いでした。自分が試合に出られていない原因は、必ず自分にあります。自分が悔しい思いをしているときに、このことを受け入れることはつらいことです、しかし、受け入れない限り、周りの環境から吸収し、成長することはできません。なので、練習の2時間ぐらいはその感情を押し殺し取り組んでみてください。実際に僕も、かなりストレスを抱えていました、なのでよく温泉に行き気分転換をしていました。

 

 そして最後に、思いつめるのではなく、少し楽観的に考えてみてください。試合に出すか出さないかを決めるのは自分が決めることではなく、コーチ陣が決めることで、僕らにできることは、試合に出るためにできないことをできるようにすること、そのために努力することだけです。その努力を突き詰めてやり、それでも出られないのなら仕方ないと思えるくらいやることです。そのくらいの気持ちで取り組む方が僕の性格的に楽で、体に余計な力が入らずできました。

 

 このように、僕は試合に出られない時に上の3つのことを考えながら練習していました。今試合に出られてない人やもっとうまくなりたい人はぜひチャレンジしてみてください、性格的に合わない人がいるかもしれません、その人は自分なりのやり方を見つけてください。このブログか何人かの助けになればうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうこざいました。